いなフリ

「一人企画事務所」社長のナナシロさん。あらゆる働き方を通して見えた、彼の働き方哲学とは?

みなさんこんにちは、人間フェチのWebライターKYO(@kyoishii1101)です。

2019年もフリーランスをはじめとした「20-30代の同世代の働き方」をどんどん発信していく予定です。

さて、今回のインタビューは「一人企画事務所」社長(?)のナナシロさんです。

昨年11月に私が参加した「田舎フリーランス養成講座」のときのメンター(講師)で、個人的にもお世話になった方。

私の中でのナナシロさんは、The 何でもできる人

ナナシロさんは「一人企画事務所」と自分を名付け、サイト制作、デザイン、撮影、ライター映像制作、等々。

これを全部1人でやっているというから驚き。

それでいてもう1つの肩書きは「怪談師ナナシロ」というYoutuber!

↑8時間にも及ぶ怪談話のBGM

↓かなりの本数がアップされているよう

ナナシロさんのYoutube動画リストより。たくさんの動画がアップされていることがわかります。

いるんですね、怖い話が好きな人って。

僕は絶対に見れませんが、興味がある方はぜひ

こちら、本人のTwitterでも自己紹介がありましたね。

働き方、生き方に関してはインタビューで詳しく経緯を聞くとして、ナナシロさんという人間をどんな人に知ってほしいのかということですが、

こんな人にオススメ!

🔴フリーランスという働き方をしている人に興味がある

🔴器用貧乏な自分に少し悩んでいる

🔴働くって?に対する斬新な考え方を知りたい

こんなことを思ってる人にとって、何かヒントになることがあれば嬉しいです!

それでは2019年1発目のインタビューをどうぞ。

「一人企画事務所」ってなんですか?

KYO
KYO
まずナナシロさんの代名詞でもある「一人企画事務所」、これを踏まえながら自己紹介をお願いします。
ナナシロさん
ナナシロさん
一人企画事務所とした理由は、純粋に自分を表す概念がなかったからなんです。僕って、いわゆるデザイナーでもないし、ライターでもないし、Youtuberでもないし、じゃあ何者なんだ?って考えたんです。

そうすると僕は「企画から」関わって色んなことをやってるなってことを思いました。

だったら「企画」という言葉を入れるべきかなと。

KYO
KYO
企画から関わって全てをやっているんですね。
ナナシロさん
ナナシロさん
いつも何かを企てることから始まっているんです。

誰かから指示されたり、相談を受けても、自分が何かを企てて、提案をしているんですよ、すべてのことにおいて。

てなると、自分がやっていることは全て「企画」に通じるなって思ったんです。

KYO
KYO
それがナナシロさんが生み出す付加価値、ということですか?
ナナシロさん
ナナシロさん
共通する価値って言ったほうがいいかな。

ライティングだろうとイラストだろうとなんだろうと、言われたことをただやるだけというのは僕は一切しません。

KYO
KYO
「企てる」っていうのが、自分の信念にもなってるんですか。
ナナシロさん
ナナシロさん
あまり意識したことはないんですけど、やってるうちにそうだなって感じています。
KYO
KYO
それと「1人」って書いてる理由はなんですか?
ナナシロさん
ナナシロさん
普通だったらそれを会社としてやるんだけど、僕の場合は会社に所属してないし、メンバーも誰もいない状態で、全部一人でやる、ということをやっています。

 

「イチローこそが正義だ」と思っていた学生時代

KYO
KYO
分野をまたいで多くのことを仕事にするって、相当器用な人じゃないとできないと思うんですよ。

なんで自分は全部できるのか、それをご自身で考えたことはありますか?

ナナシロさん
ナナシロさん
ありますね。

できるというか、、むしろ僕は「できない」というところから始まっているかな。

何ができないかっていうと、1つのことをきちんと、周りから認められるレベルまで習得することです。そのレベルまで上げられなかったんですよ。

サッカーやっててクラブチームに所属していたけど、プロになったかと言われればなってない。バレーボールとかもやってたし、水泳やピアノもやってました。

でも全部において、僕はプロにはなれなかった。才能あるねって周りから言われてたりもしたんですけどね。

勉強も仕事も。いろんなことに手を出してはやめて、全部中途半端になってたんですよ。

KYO
KYO
なるほど。。
ナナシロさん
ナナシロさん
1つのことを一生懸命やって、それを全部できるようになることが正しいとそのときは思ってたんです。

僕の周りの人で活躍した人といえば、例えば自分の地元の先輩で、ロシアのバレエ団に入ったバレエダンサーとか、もう小さい頃からバレエしかしてなくて、めちゃくちゃできるんですよ。

KYO
KYO
野球のイチロー選手とかもそうですよね。
ナナシロさん
ナナシロさん
そうそう、1つのことに秀でるタイプの人をみて、「あれこそが正義だ」と当時の僕は思っていました。

「器用貧乏でも活躍できるなと思ったんです。」

ナナシロさん
ナナシロさん
でも今は「1つを完璧にできる人が正義だ!」とは思いません。
KYO
KYO
そう思わなくなったのはどういったきっかけが?
ナナシロさん
ナナシロさん
器用貧乏っていう言葉があるじゃないですか。「色々やっているけど、結局成功できな人」って意味ですけど、そういう考え方を僕も周りもしていました。

僕はいわゆる器用貧乏という人間だったんですね。でも僕は思ったのが、器用貧乏でも活躍するすべはあるなと。

KYO
KYO
器用貧乏が活躍する方法・・一体それはなんですか?!
ナナシロさん
ナナシロさん
自分の中では「すべてやる」ということだったんです。何かを妥協して辞めたり、1つのことに絞ったり、ということを僕は一切しなかったんです。

すべてやる。そのかわり全部かける。他のことをやらない。生活とかを犠牲にする。

KYO
KYO
そこまでですかww
ナナシロさん
ナナシロさん
家族関係とか、友達、恋人関係、全てを犠牲にしてやる。
KYO
KYO
その考えの変化は何歳の頃ですか?
ナナシロさん
ナナシロさん
2012年なので、僕が24歳の時ですね。
KYO
KYO
今の僕の年齢でそんなことまで考えていたんですね。。

 

徒競走、オンリーワンの、ナンバーワン

ナナシロさん
ナナシロさん
器用貧乏だから悩むとか、器用貧乏な自分に対して落ち込むとか、それで立ち止まるのは、無駄だなって思ったんです。

器用貧乏だったら人の3倍働いて、人が1つのスキルを手に入れる間に、3つのスキルを手に入れられるでしょっていう、そういうスタンスに切り替えたんです。

KYO
KYO
なるほど。だから全てのことに対して全力になれたんだ。
ナナシロさん
ナナシロさん
それと、僕の性格的に、もともと同じ土俵で人と戦うのが好きではないんです。

徒競走とかやったときに逆走するタイプなんです。反対側にゴール作ったりして、オンリーワンでナンバーワンって言っちゃうタイプの性格(笑)

だったら器用貧乏の中のナンバーワンになってやろうじゃないの、そう思ったのが最初ですね。

「企画=アイデア×実行性」

KYO
KYO
「一人企画事務所」についてもっと掘り下げていきたいんですが、素人の僕からすると、いつもアイデアがポンポン浮かんでるのかなという印象を受けます。

ナナシロさんにとって、企画とはどういうものでしょうか?

ナナシロさん
ナナシロさん
僕の中での企画とは「アイデア」と「実行性」の掛け合わせだと思っています。
KYO
KYO
どちらか一方だけではダメなんですか。
ナナシロさん
ナナシロさん
ダメですね。

誰かがやってることを二番煎じでやるのは、実行性はあるけど、アイデアがあるかといったらそうではないですよね。

逆にすごいアイデアを思いついたんだけど、どうやってやるのか全く算段がつかない、それも企画とは言えない。

僕は小さい頃から、何かを思いつくことに関しては、めちゃくちゃ得意で、それは僕の特性なんです。

いろんなことを考えて、自分の中のひらめきみたいなものを小さい頃から大事にしてきました。

ナナシロさん
ナナシロさん
そして実行性があるというのがおそらくすごいカギだなと思っています。というのも、アイデアがたくさんある人たちを、僕はこれまで何人も見てきたんですね。

でもアイデアがあって活躍してる人と、アイデアだけは出てくるけど何も成し遂げてない人っているんですよ。

その違いがなんなのか、ずっと調べてた先に行き着いた答えが「実行性」だったんです。

だから形にするというのが弱い人は、ただポンポンアイデアが生まれるだけの人になってしまう。

KYO
KYO
一時的に周りを楽しませれるけど、結果的に何も生まないですよね。
ナナシロさん
ナナシロさん
そう、アイデアだけの人は「口だけじゃん」と周りから言われてしまう。でも僕も最初は、口だけじゃんて言われる側だったんですよ。

いいアイデアや事業を思いついて、周りからも「やってみたらいいじゃん!」と言われるんだけど、うまく実行することができない。

その頃から実行性がカギだなと思って、その部分だけを意識してずっとやってきたんです。

 

KYO
KYO
もともと備わってたアイデア力と、時間をかけて培ってきた実行性。

その2つの掛け合わせで企画人になれたということだったんですね。

ナナシロさん
ナナシロさん
そういうことですね。

 

「フリーランス VS 会社員」みたいに考えること自体が浅はか

KYO
KYO
少しトピックを変えて、「働き方」についてお聞きしたいです。

ナナシロさんは会社員、フリーター、フリーランス、ニート時代も含めて、多くの立場から社会を見てきたと思うんですね。

そんなナナシロさんは「働く」ということに関して、どう考えていますか?

ナナシロさん
ナナシロさん
ざっくりきましたね笑
KYO
KYO
まるまるお渡しするので好きなように論じてください!
ナナシロさん
ナナシロさん
働き方っていろいろあるじゃないですか。派遣、フリーター、正社員って。それは日本という国ではそう定められていますよね。

前にインドネシア人の友達が言ってたんですが、彼らの国にはフリーターというものが存在しないらしいんです。

「日本人はアルバイトできて羨ましいね、私もコンビニで働いてみたい」って僕に言うんです。

KYO
KYO
みんな正社員の一択なんですかね?
ナナシロさん
ナナシロさん
らしいです。だからアルバイトっていう考え方がなく就職、いきなり会社を決めるということらしくて。

一方で、日本という国ではバイト(フリーター)という働き方がある。

てことは、日本という国の中で生まれて、たまたまこの土地で生まれ育ち、こういう教育を受け、こういう考え方を刷り込まれたから、働き方っていうのがただ何種類かに見えているだけ。それって本質じゃないなと。

ただ名前がついて、働き方のカテゴリーがあるだけだと思うんです。

よくネット上で「フリーランスvs会社員」みたいな論争になってるじゃないですか。浅はかですよね、簡単に言ってしまえば。

KYO
KYO
働くという大枠で見ると、大きな違いはないと。

働くこと=自分にとって居心地よく社会と接点を持つこと

ナナシロさん
ナナシロさん
僕が働き方の話をするときによく使う話なんですけど、日本では虹は何色に見えてるか、知ってますか?
KYO
KYO
えっと、、7,8種類ぐらいですか?
ナナシロさん
ナナシロさん
日本では7色です。でもアフリカのどこかの国の部族では、虹は3色なんですよ。
KYO
KYO
ええええそうなんだ!
ナナシロさん
ナナシロさん
同じ虹を見ているのに。アメリカ人は6色なんです。

これは意外と知らないと思うんですけど、日本人と近しい民族であっても、色の名付けが違って、日本は世界で一番虹の色の数が多いんです。

KYO
KYO
それは面白いですね。
ナナシロさん
ナナシロさん
だから日本人は色に対する感性が高くて、でも名付けもしっかりしてる。でも他の国では7色もないんですよね。7個という概念がない。

働き方も同じで、会社員とフリーランスで分けてるけど、ただ名付けをして概念を分けてるだけであって。

「働く」ということを考えるときに「働き方」だけを見てると本質からブレてしまう、僕はそう思っています。

KYO
KYO
じゃあナナシロさんにとって働く本質ってなんですか?
ナナシロさん
ナナシロさん
僕の場合は、自分がフリーランスだから、会社員だからどうとかは一切考えません。

自分にとって居心地よく、社会と接点を持てる方法を探ってきて、いろんなことをやってきた。

KYO
KYO
働くというのが他人とどう関わっていくかとか、誰かの為になるっていう考え方なんですね?
ナナシロさん
ナナシロさん
労働っていうのも、経済学、社会学、他の学問によっても見方は変わると思いますが。

なんにせよ、社会とどのように関わっていくのかそれが働くことだと思っています。

 

インタビュー後記

「自分が社会とどう関わっていきたいか」

それを模索した結果が現在の「一人企画事務所」であり、日本でいうとフリーランスのカテゴリーに属するだけの話だった。

誰にとっても身近で、頭から離れないトピックである「どう働くか」について、今回非常に深い示唆を得ることができた。

人は一人では生きていくことが不可能な以上、社会(他人)との関わりを必要とする。

なるべく人と距離を取りたい人もいれば、私のように人との関わりがないと餓死する人もいる。

そこで考えるべきは、社会との「関わり方」で、これは今の世の中、自分で選択することができる。

どんな働き方をしたいか

=社会と接点をどのようにして持ちたいか

=どのように生きるのか

ということであり、私にとっては至上命題なのだ。

現在会社員で、フリーランスという働き方興味のある人は、一度「会社員」「フリーランス」という概念を取っ払って、一度大局的な視点でものを見てはいかがだろうか?

世界生き方大辞典 No.14

会社員、フリーター、ニートを経た現在、マルチクリエーターとして企画から実行まで全て一人で行うという異色のフリーランサーのナナシロさん

 

話し手:ナナシロさん(@nanashiro1988)

カメラマン:ろっくん(@Roku_sb)

聞き手/文章:KYO(@kyoishii1101

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