いなフリ

千葉県の金谷をフリーランスの集積地へ。「地方開拓者」の池ちゃんはいま何を考えているのか

 

今回のインタビューは「地方開拓者」という肩書きであり、株式会社Ponnufの社長の「池ちゃん」です。

何を隠そう、僕が参加しているこの「田舎フリーランス養成講座」を運営しているのが株式会社Ponnufであり、いまは全国に広がった「いなフリ」も、もとをたどれば彼が始めたものなのです。それも1人で!

いなフリ中も、池ちゃんとは何度か顔をあわせる機会がありましたが、幸運にも今回、インタビューの時間を頂けたので、池ちゃんが日頃何をして、将来どんなこと考えているかを聞いてきました。

では、早速始めましょう!

と言いたいところですが、、、

これを読み進める前にできれば一度読んでおいて欲しいもの、それは池ちゃんのプロフィールです。

池ちゃんの基本情報は池ちゃん本人が解説をしていますし、何より池ちゃんがいかに偉大か「一瞬にして」わかると思います。

最悪このインタビュー記事は後回しでいいので、時間がある人はそちらも読んでみてくださいね。

ちなみに僕は池ちゃんのプロフィール記事を、インタビュー前に10回くらい「読み込み」ました笑

フリーランスとして働く人が、数多く集まっている2つのコワーキングスペース

・コワーキングスペース「まるも」(千葉県富津市金谷)

・コワーキングスペース「hinode」(千葉県いすみ市大原)

今回は2つの活動にしぼって、池ちゃんが田舎に移ったきっかけから、将来の展望までを聞いてきました!

 

これを読んでいるあなたに

「地方でこんな活動をしている人がいるのか!」

「金谷のまるも、いすみのhinodeに行ってみたい!」

と思ってもらえたら幸いです。

(もし行きたい!ていう人は、僕が案内しますのでお気軽に連絡くださいね^^)

 

そして池ちゃんの活動が面白いと思ったり、田舎でフリーランスとして働くことに興味がある人は、最後にリンクをまとめていますので、ぜひそこから情報をキャッチしてくださいね!

 

それでは始めましょう。

いなフリ受講生WebライターKYOによる、いなフリ「創設者」へのインタビューです🏃💨

 

「面白いから来てみない?」が金谷との出会い

KYO
KYO
池ちゃんて出身は埼玉で、これまでも東京が主な活動拠点だったと思うんですけど、なぜ「地方」にこだわるんですか?

池ちゃん
池ちゃん
それが実のところ、「金谷に行きたい!」と思って移住したわけではないんですよ。

「独立して金谷に行ったから」それが理由ですね。

KYO
KYO
最初に千葉の金谷に行ったきっかけは?

池ちゃん
池ちゃん
もともと僕の後輩が金谷で働いていて、「面白いから来てみない?」って誘われたんです。

僕が行ったときは、今のまるもではなく、「KANAYA BASE」という違った団体がコワーキングスペースを運営していて、後輩はそのスペースの運営に携わっていたんですよ。それがきっかけですね。

なので最初から地方へのこだわりがあった、ということではないんです。

KYO
KYO
今は金谷で色んな事業をしていると思うんですけど、その中でもいなフリと呼ばれる「田舎フリーランス養成講座」を始めようと思ったのはなぜですか?

池ちゃん
池ちゃん
理由というのが主に3つあって、

⑴自分がWebの仕事をしていたので、業務委託ができる人がそばに欲しかった

⑵シェアハウスの空きがあったこと

⑶やったら楽しそう

というのがありました。ありがたいことに現在いなフリは千葉に2つ、山梨に2つ、石川、愛媛、鹿児島と、全国で定期的に開催されています。

 

「来てくれた人と一緒に作っていく」

KYO
KYO
池ちゃんは、千葉と山梨に3つのコワーキングスペース、まるも、hinode、teracoを運営していますけど、拠点選びのポイントって何なんでしょうか?

池ちゃん
池ちゃん
ポイントは、「声をかけてくれた人とやる」です。

極論、売り上げだけなら東京の方がやりやすいし、依頼されたところと一緒にやるスタイルなんですよね。

やってほしいとお願いされることもあるし、一緒にやりましょうとなる場合もある。

お金を出してくれれば顧客になるし、一緒にやりたいんだったらメンバー、場合によっては社員にもなります。

自分が知らないところに行くというより、来てくれた人と一緒にやった方が、第一段階を省くことができますしね。

KYO
KYO
じゃあ意識するよりも、縁とか繋がりの中で生まれていったものなんですね。

池ちゃん
池ちゃん
いまKYOがいる、千葉県いすみ市のhinodeというコワーキングスペース、これは前に金谷で地域系のイベントがあったときに、いすみの市の職員の方が参加していて、それで声をかけてもらったんです。

そして後日その方に、「hinodeで何かやりませんか?」という話をもらって、それがきっかけです。基本的に声かけられたら、なんでもやりますね。

KYO
KYO
じゃあ、今後「ここに拠点を作りたい!」とかはないんですね?

池ちゃん
池ちゃん
まぁ特にはないですね。北海道とか、沖縄とか、そういう涼しい、暖かい場所でやってみたいというのはありますが。

KYO
KYO
でも池ちゃんって結構移動するの好きですよね?学生時代は世界一周もしてますし。

池ちゃん
池ちゃん
それが移動するのはあまり好きではないんですよ笑

旅行は好きですよ、でも移動することはあまり興味がない。

本物のノマドワーカーに比べたら、移動は全然しないですね。

環境変えることのメリットはあるでしょうけれど、移動したい欲は人一倍ではないです。

「自分にしかできないことをする」

池ちゃん
池ちゃん
僕は問題解決とかが好きなタイプなんです。

東京で稼ぐのは、ある意味イージーゲームですよね。人やモノもがすでに集まっている。

一方で競合が多いし、結局は価格競争みたいになってしまう。

「他の人ができるのであれば、自分がやる必要はないよね?」って思うんです。

でも地方で何かをする、これは競合もいないし、難しいし、もしかしたら自分にしかできないことかもしれない。そっちの方がやっていて楽しいですよね。

KYO
KYO
なるほど、「自分にしかできないこと」という考え方が、東京ではなく地方で活動するモチベーションになってるんですね。

池ちゃん
池ちゃん
自分じゃなくても他の人ができることであれば、やろうとは思わないですね。

都内で働くっていうことも、自分以外ができるでしょって思います。

KYO
KYO
(俺もそんなこと言ってみたい。。。)

池ちゃん
池ちゃん
でもそれは独立した今だから思うことであって、昔は「稼ぐの大変だなぁ」って感じてましたよ。

メディアの運用の仕事をしてたときだと、記事作成を月に300本とか請け負って、編集チーム作ってやっていた時もありました。

今だと、安定した事業や組織を作るという目的ではやるかもしれないですけど、面白いからやるとはならないですね。

だから、仕事をどう捉えるかが大事なんですよね。

「金谷をフリーランスの街にデザインする」

KYO
KYO
では池ちゃんがベースとしている金谷での活動を聞いていこうと思います。長期的に金谷をどういう街にしていきたいですか?

池ちゃん
池ちゃん
「金谷をフリーランスの街にしていく」ことですね。

ここ2,3年の目標で、まずは100人を目指します。

先月数えたら、金谷に移住した人は50人くらいでした。

KYO
KYO
50人ですか!すでに多いですけど。。これから100人を目指すための施策はありますか?

池ちゃん
池ちゃん
移住者が泊まれる家がないから、まずはアパートですよね。

KYO
KYO
アパートないから自分で建てちゃうっていう、その発想が大胆すぎます笑

池ちゃん
池ちゃん
現段階ではシェアハウスしか選択肢がないのはやばいじゃないですか。アパートであれば、2階に家族が住むということもできるし。

住む空間を整えることがまず1つ。

あとは金谷に移住する人の職種として、Web系だけだとつまらないと思うんですよ。

現在、「Cooks」という料理人で選ぶレストランを作っていて、料理系のフリーランスが料理を作り、お客さんはレストランに入る料理人を選べるんですよね。

だからWeb系でないフリーランスの誘致も注力しています。

KYO
KYO
今回のいなフリ期間中にも、色んなフリーランスの料理人が来てますしね。彼らは色んな場所で料理を振舞いながら旅をしていますね。

いなフリ参加前は「フリーランス料理人」と呼ばれる職種があることすら知らなかったですよ。

ちなみに池ちゃんが書いた『金谷にて「料理人で選ぶレストラン」を作ります』の記事もめちゃくちゃ面白いのでぜひ皆さんにも読んでいただきたいですね。

池ちゃん
池ちゃん
住む場所が増えて、いろんな選択肢が広がれば、おのずと100人はいくんじゃないかなあとは思いますね。

KYO
KYO
池ちゃんという一個人が、金谷の街をデザインできるっていうのは、ワクワクしますよね。

池ちゃん
池ちゃん
例えばいすみ市だと、人口が4万人いて、すでに「greenz」や「ブラウンズフィールド」など、他のプレーヤーがいるんです。それに比べて金谷は人口1000人ほど。

KYO
KYO
そんなに少ないんだ。。

池ちゃん
池ちゃん
千葉県富津市の金谷なので。いすみはいすみ「市」ですからね。2つの場所では考え方もやり方もおのずと変わってきますよ。

KYO
KYO
じゃあもし移住者が100人来たら、それだけでも10%増ですしね。数字的に見たら、ものすごいことですよね。

池ちゃん
池ちゃん
そう、だから街の規模的にも、金谷は非常に面白いしやりやすいんです。

「地方活性といえば金谷だね」と言われる1年に

KYO
KYO
最後の質問です。2018年もあと少で終わろうとしていますが、来年はどんな年にしていきたいですか?

池ちゃん
池ちゃん
来年か、、どうしようかなぁ、、

やっていることがたくさんありますからね笑

KYO
KYO
では金谷にしぼった話で願いします!

池ちゃん
池ちゃん
金谷に関して言うと、移住者150人を達成することかな。

あと来年には、地域活性においては一番有名になってたいです。

今のところ全国的に有名なのは、徳島県の神山だったり、岡山県の西粟倉とか。

神山には、有名なIT企業がサテライトオフィスがあったり、西粟倉は「森の学校」っていって林業を盛り上げていたりとか。

それに比べて、千葉の金谷(まるも)って、地域活性では全然有名ではないし、テレビ取材も来ないし、出版もされていないんです。

数字だけで見ると、金谷がたった3年でここまで来ているのは相当レベルが高いんだけど、でもまだまだ知られていない。

1年後は毎日視察の問い合わせがくるイメージです!

そのくらいの伸びしろと、現在伸びている感はあるんです。

「地域活性においては、一番盛り上がってて、成功しているのは金谷だよね。」

そう言われる場所に、来年はしていきたいと思っています。

 

インタビュー後記

今回の池ちゃんのインタビューは正直大変だった。

やっている事業が多くて、どこを取り上げればいいのか、読者の皆さんが池ちゃんに興味を持ってくれるにはどの切り口から話を聞き出せばいいのか絞れなかったからだ。

この記事で、池ちゃんの頭の中が、少しでも伝われば幸いである。

企業にも行政にも属さずして、金谷という街のデザインに自分が関わることができる。

しかも現に金谷という1000人の町に対して、3年で50人が移住するという「異常事態」も起こっている。

「フリーランス」という文脈でいろんな人が金谷に来て、フリーランスの村ができて、街ができて、それを想像するだけでもワクワクする。

フリーランスという働き方は特別なものではなく、数ある働き方のうちの一つとして、これから世の中に広く認識されていってほしい。

その中心地は金谷で、そのまた中心にいるのは「地方開拓者」である池ちゃんなのかもしれない。

<完>

Photo by ろっくん

まとめ

千葉県のとある田舎を、フリーランスが集まる場所へとデザインした、「地方開拓者」の池ちゃん

 

池ちゃんの活動に興味がある!という方へ。以下にリンクをまとめましたので、参考にしてください!

田舎フリーランス養成講座の公式ホームページはこちら

千葉県の金谷にあるコワーキングスペース「まるも」はこちら

千葉県のいすみ市にあるコワーキングスペース「hinode」はこちら

池ちゃんのウェブサイトはこちら

他の人へのインタビュー

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です